青森県で県外局受信を考える_北海道編

今まで私は高知県を中心に県外局の受信可能性について考えてきたが、今回は高知県と同じく民放3局の青森県を事例に考えたい。

 

青森県ではアナログ時代から隣県の電波を受信して、フジ・テレ東系列を補完してきた経緯がある。具体的には、青森市や県北部で函館局を、八戸市で二戸局、県西部で秋田局である。まずは、函館局について検討したい。

 

実は、青森市においてケーブルテレビに加入すれば、北海道の放送局を見ることが出来る。それ故、直接波受信の必要性はあまり高いとはいえない。しかしながら、再送信されていないHBCSTVHTBを見たい県民にとっては依然重要度は高い。

 

それでは、早速函館局でシミュレーションをする。

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実際には南方向には電波が飛ばないように指向性がかけられている。そのため、現実的に到達している電波強度は上図よりも弱いものとして考えてほしい。また、県内の上北局と一部周波数が被っており、フジテレビ系列のUHB北海道文化放送が受信できない地域もあることだろう。

 

ただ、電波到達が見込まれる青森県内において、函館方面に特に障害物がなく、県内局の被りがなければ受信は難しいわけではなさそうだ。(これらの条件を揃わせるの困難なのだが)

 

私は青森県での遠距離受信事情に詳しい方ではないので、是非こちらの方のブログも参照していただきたい。青森市で山岳回折を狙うという非常に興味深い調査などをなされている。

http://blog.livedoor.jp/aomori226/archives/52119239.html