台湾で沖縄の地デジ局は受信できるか?

 2018年12月末、世の中がクリスマスシーズン真っ只中に、一人台湾東部の宜蘭県蘇澳の豆腐岬で受信調査をした。その結果は、以下のように、AMラジオは受信できたが、ワンセグは受信不可だった。

  与那国中継局は,台湾まで直線距離で100㎞程度だが、1Wと低出力であるため、条件としてかなり厳しい。また、2011年には先島諸島における台湾からの電波による混信被害を改善するために、与那国中継局の一部チャンネルで周波数の変更が行われた。(注.https://www.soumu.go.jp/soutsu/okinawa/hodo/2011/11_02_15-012.pdf)。このことから、台湾では地元局の電波が強すぎるために、沖縄からの電波を受信しにくいこともあると考えられる。

 

 ただ、どうしても諦められない...ここで最近注目しているのは、台湾の離島・亀山島の”401高地”と呼ばれる景勝地である。その名の通り、標高約400mの山頂らしいが、そこからは東シナ海の絶景が楽しめるらしい。与那国中継局から直線距離で110㎞と台湾領内でも最短の距離だ。標高・距離・見通しともに好条件が揃っている。RadioMobileでシミュレーション(17ch RBCテレビ)をすると、どうやら電波が到達していてもおかしくはないようである。

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  しかし、実際に調査しようにも今は出国すら難しい...また自由に海外旅行ができるようになれば、真っ先に訪れたいですね。